top of page

奇妙な旅行 ~星新一の一編

  • 執筆者の写真: これぽよ
    これぽよ
  • 5月17日
  • 読了時間: 2分

しばらく小説を読まない日々を過ごしていましたが、最近また読むようになっています。


今回は星新一さんのおせっかいな神々の中の一編、奇妙な旅行を読んで感じたことを綴ります。


星新一の物語を読んで、共通して感じてきたのは、濃度が高いということで、この物語でも同様です。

どういうことかというと、不要なものが削り落とされていて、物語としての純度が高いと感じます。

このページ数で、この話を伝えきることが出来るのか、と深く感銘を受けます。この作品は10ページで、おせっかいな神々の中では、ページ数が多い方になります。

タイトルの通り、奇妙というか、不思議というか、ないとは思うけれど、誰にも絶対にないとは言い切れない、言い切れなかったといった感じで、あり得るとあり得ないの境界のようなものを発掘して、当時の世の中に提示しているようなお話でした。


星さんの他の作品には、シニカルな笑いのようなものを含んだストーリーのものも多いのですが、この一編については地味な描写でありながら、丁寧に淡々と「奇妙」なストーリーが描かれています。


なるべくストーリーに触れずに感想を書いたので、伝わりにくいかもしれませんが、興味が湧いた方は是非一度星新一さんの作品に触れてみて下さい。


濃い読書体験が出来るのではないかと思います。

最新記事

すべて表示
社会科苦手でも読める!! 子供から大人までオススメ出来る本の紹介

読むだけですっきりわかる世界地理など読むだけシリーズは、小学生の頃から社会が苦手だった私でも、読みやすいです。世界地理と日本史を読んでいるところです。 世界地理の本だから地理の話題しかない、ではなく、政治や歴史も含めて、色んな視点から解説していることが、分かりやすさの理由なのかもしれないな、と思います。あとは、シンプルに興味を持ちやすい話題をピックアップしているのかなぁと感じます。地理というより地

 
 
 
2026/05/12の読書録

久々の投稿です。 星新一のおせっかいな神々に含まれる一篇、魔法使いについて。 ※ネタバレ含みます。 この物語はざっくり言うと、次のようなあらすじです。 にせ札を作った人が意図せずにせ札を使用してしまう。そのにせ札を回収しようと、本物の紙幣をばんばん使って何とか取り戻す。結果、何故にせ札を作って損してるんだろう…というオチで終わります。 読んでいるうちは何となく違和感を感じながらも、中々取り返せない

 
 
 
2024/12/19の読書録

Cosense(旧Scrapbox)というツールを使って、日記や読書メモをつけ始めました。 そうすると、ブログのネタができるので、書いてみます。 Scrapbox情報整理術 気になった表現を抜粋 「分類するな、配列せよ。重要なのは検索」⇒従来の階層型整理に対する問題提起...

 
 
 

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page