奇妙な旅行 ~星新一の一編
- これぽよ

- 6 時間前
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しばらく小説を読まない日々を過ごしていましたが、最近また読むようになっています。
今回は星新一さんのおせっかいな神々の中の一編、奇妙な旅行を読んで感じたことを綴ります。
星新一の物語を読んで、共通して感じてきたのは、濃度が高いということで、この物語でも同様です。
どういうことかというと、不要なものが削り落とされていて、物語としての純度が高いと感じます。
このページ数で、この話を伝えきることが出来るのか、と深く感銘を受けます。この作品は10ページで、おせっかいな神々の中では、ページ数が多い方になります。
タイトルの通り、奇妙というか、不思議というか、ないとは思うけれど、誰にも絶対にないとは言い切れない、言い切れなかったといった感じで、あり得るとあり得ないの境界のようなものを発掘して、当時の世の中に提示しているようなお話でした。
星さんの他の作品には、シニカルな笑いのようなものを含んだストーリーのものも多いのですが、この一編については地味な描写でありながら、丁寧に淡々と「奇妙」なストーリーが描かれています。
なるべくストーリーに触れずに感想を書いたので、伝わりにくいかもしれませんが、興味が湧いた方は是非一度星新一さんの作品に触れてみて下さい。
濃い読書体験が出来るのではないかと思います。

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